日本は千年を超える歴史の中で、さまざまにすぐれた文化を築き、独特の文明圏としての価値を世界に認められてきました。しかし近年はややもするとグローバリズム一辺倒の中で、すぐれた日本文化の価値が見失われがちになっています。

 この現状に鑑み、いまこそわたしたちは積極的に日本文化の美質を世界に示すべきでしょう。それぞれの国のローカリズムこそが、豊饒な現代文明のグローバリズム構築に役立つと信じます。

 より多くのすぐれた日本学が顕彰され、世界の中に所有されることを願って、日本学賞を贈呈したいと考えます。多数の方々の御応募を期待いたします。

 

日本学賞主催
一般社団法人 日本学基金
理事長 中西 進

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2020日本学賞 受賞者決定

第8回(令和2年) 辻惟雄 (東京大学名誉教授・多摩美術大学名誉教授)

 

対象となる業績 「美術史における独自の視角」

従来、特異な画家として、ややもすれば異端視されてきた画家、特に伊藤若冲その他の江戸期浮世絵の作家に対して、異端をむしろ万物に対する熟視ととらえ、よってより豊穣な日本美術史を叙述したことが 高く評価されて日本学賞を贈呈することに決まりました。

 

 

 

 

 

 

 

2020日本学賞 推薦募集について

日本学基金では、日本学の各分野における選考時点での最高の業績を顕彰し、よって研究の未来に資することを目的とします。

2020年度の募集は終了しました。

 

2020日本学賞スケジュール

 

2020年8月21日
第1次推薦募集開始
2020年9月24日 第1次推薦募集締切
2020年9月25日 第2次推薦開始(非公開)
2020年10月5日 第2次推薦締切
2020年10月20日 受賞者決定
2020年10月23日 発表
2020年11月23日 贈呈式

第1次推薦募集要綱

  • インターネット上で公開の第1次推薦募集を行います。
  • 応募方法は、所定の第1次推薦書の書式をダウンロードして事務局に郵送、またはメール送付ください。(詳しくは、下記「第1次推薦応募要領」をご参照ください。)
  • 推薦の対象となる著作は、日本学における現時点での最高の水準の研究です。

第1次推薦応募要領

1.第1次推薦書書式をダウンロード → 書式ファイル(Microsoft Word形式)のダウンロード

2.第1次推薦書を記載の上、下記に郵送、またはメール送付

【郵送の場合】

〒112-0012 東京都文京区大塚5-3-13ユニゾ小石川アーバンビル8階

株式会社SAP内

一般社団法人日本学基金 日本学賞事務局

 

【メールの場合】

メールアドレス: jaf@sap-co.jp

タイトル: 2020日本学賞第1次推薦応募

 

  • 1人1名の推薦とします。
  • 自薦、他薦は問いません。
  • 対象とすべき業績の公表時期は問いません。
  • 結果発表は、第2次推薦に残った方へのご連絡をもって代えさせていただきます。

第2次推薦要領

第1次推薦のうちより第2次推薦該当者を数名決定(推薦委員会)し、2020年10月12日までに事務局より個別にご連絡をいたします。対象とすべき業績(著作)のご用意をお願いいたします。

 

最終選考

2020年10月20日(火)主催者である一般社団法人日本学基金理事会において最終選考を行ないます。

 

過去の日本学賞受賞者

第1回(平成25年) 波照間永吉 (沖縄県立芸術大学教授) 

対象となる業績 「南島祭祀歌謡の研究」

 

第2回(平成26年) 辻英子 (元聖徳大学教授) 

対象となる業績 「在外日本絵巻物に関する研究」

 

第3回(平成27年) 大槻文藏 (観世流能楽師・人間国宝) 

対象となる業績 「廃曲能の復活に関する研究およびその再演」

 

第4回(平成28年) 三谷吾一 (日本芸術院会員・文化功労者) 

対象となる業績 「沈金による豊かなる日本美の追求とその実現」

 

第5回(平成29年) 槇佐知子並びに筑摩書房 (古典医学研究家/出版社) 

対象となる業績 「医心方」の精解とその出版

 

第6回(平成30年) 辰巳正明 (國學院大學名誉教授) 

対象となる業績 「東アジアを視点とする古代和歌・詩の本質の解明」

 

第7回(令和元年) 所功 (京都産業大学名誉教授) 

対象となる業績 「日本の伝統的儀礼制度に関する深甚な研究」

 

 

 

 

 

日本学賞の内容(規定より)

2013年8月16日

一般社団法人 日本学基金

(名称)

第1条 本賞は日本学賞と称し、英語名をJAPANOLOGY PRIZE とする。

 

(目的)

第2条 本賞は、日本学の各分野における、選考時点での最高の業績を顕彰し、よって研究の未来に資することを目的とする。

 

(対象)

第3条 本賞は、主として書籍、または書籍化が困難な業績については業績報告書を対象とする。

   2. 受賞者の資格、国籍、居住地は問わない。

 

(表彰)

第4条 一般公募および推薦委員による第1次推薦候補者の中から、推薦委員会による第2次推薦を経て、主催者が決定する。

   2. 推薦委員会は数名をもって構成し、任期は1年とする。

   3. 推薦委員の重任は妨げない。

 

(実施)

第5条 正賞を賞牌とし、副賞として日本円100万円を贈る。

   2. 2013年に第一回の贈呈を行い、以後各年にこれを行う。

以上

日本学賞推薦委員会

青木保(文化人類学者・元文化庁長官)

磯田道史(歴史学者・国際日本文化研究センター准教授)

多田一臣(国文学者・東京大学名誉教授)

2020年8月19日時点

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一般社団法人 日本学基金 概要

 

◇設立趣意書

 私の長年の構想のもと、一般社団法人日本学基金をこの度、設立いたしました。私はこれまで日本文化、歴史に関する書籍の執筆や、講演を行ってまいりましたが、基金の設立に思い至ったのは、混迷の今日、古典に学び、日本人のこころの源流を探ることを通じて、日本が進むべき指針を見出すためであります。同時に次の世代へこの思いをつなげるために、「日本学」を志す研究者の育成も基金の大きな目的となります。

 

 そのため、当社団は国内外を問わず、「日本学」を志す研究者の長期的かつ幅広い活動に寄与するための顕彰事業、および講演や出版を通じて有形・無形の日本文化遺産の継承に寄与する振興事業を行います。これらの事業を通じて、日本の学術、教育並びに文化を向上させ、力強い日本の未来を作りあげていくことは、私どもの喜びとするところであります。

 何卒、皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。

平成25年4月

理事長 中西 進

 

◇事業内容

日本学に従事する研究者を育成するとともに、功績ある研究者を顕彰する事業。有形・無形の日本文化遺産を振興する事業。

 

◇所在地(事務局)

東京都文京区大塚5-3-13ユニゾ小石川アーバンビル8階

電話 03-6902-9995 FAX 03-6902-9996

 

◇役員名簿

(五十音順)

理事長 中 西   進 (国文学者)
専務理事・事務局長 有 川 雄 二 郎 (元株式会社SAP代表取締役社長)
理事 老 川 祥 一 (読売新聞グループ本社 取締役最高顧問)
理事 葛 西 敬 之 (東海旅客鉄道株式会社 代表取締役名誉会長)
理事 小 宮 山 洋 子 (元厚生労働大臣)
理事 清 水   潔 (TMI総合法律事務所 弁護士・元文部科学事務次官)
理事 武 藤   浩 (みずほ銀行 顧問、元国土交通省事務次官)
理事 羅   怡 文 (株式会社ラオックス代表取締役社長)
監事 鶴 島 琢 夫 (元東京証券取引所社長)
特別顧問 池 坊 保 子 (元文部科学副大臣)
特別顧問 半 藤 一 利 (作家)

 

理事長プロフィール

 

一般社団法人 日本学基金

理事長 中西 進

 

 1953年東京大学文学部卒業後、同大学院を修了。文学博士。筑波大学教授の後、国際日本文化研究センターの創設に加わり教授に就任。大阪女子大学長、帝塚山学院理事長・学院長、京都市立芸術大学長、日本学術会議会員、東アジア比較文化国際会議会長などを経て、現在全国大学国語国文学会長ほかを務める。2004年文化功労者、2005年瑞宝重光賞、日本学士院賞、大佛次郎賞、読売文学賞、菊池寛賞、和辻哲郎文化賞、京都新聞文化賞、奈良テレビ放送文化賞など数々の賞を受賞。主な著書に『日本人の忘れもの』(全3巻)、『万葉集全訳注』(全5冊)、『中西進と歩く万葉の大和路』、『中西進 万葉論集』(全8巻)、『中西進 日本文化をよむ』(全6巻)、『中西進著作集』(全36巻)ほか多数。近著に『日本の文化構造』、『こころの日本文化史』、『情に生きる日本人』、『楕円の江戸文化』など。2013年文化勲章受章。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

主な活動

 

1 「日本の原点を求める」講演会の開催

いま日本は国内外において、さまざまに混迷をつづけ、明確な行き先を見失っているように思われます。これは偏えに日本がいかなる国かが見据えられていないからではないでしょうか。そこで未来への指針となるべき理念を日本の原点に求めることが最大の急務です。

この講演会では、テーマにそって各界の知識人からその指標となるべきお話をいただき、中西進がその答えを導くものです。

第1回 2013年4月29日 東京・イイノホール  テーマ「文化 ―こころ

講師:篠田正浩(映画監督)、観世清和(観世流26世宗家)、中西進

第2回 2013年6月30日 大阪・IMPホール  テーマ「政治 ―まつりごと

講師:鷲田清一(哲学者)、田原総一朗(ジャーナリスト)、中西進

第3回 2013年8月3日 東京・日経ホール  テーマ「生活 ―なりわい

講師:五木寛之(作家)、岩井克人(経済学者)、中西進

 

 

2 日本学賞の贈呈

第1回

2013年11月24日(日)

第2回

2014年11月24日(月)

第3回

2015年11月22日(日)

第4回

2016年11月27日(日)

第5回

2017年11月23日(木)

第6回

2018年11月23日(金)

第7回

2019年11月23日(土)

第8回

2020年11月23日(月)

 

 

3 中国における日本学研究への支援

第1回(2013年度)

中国の南開大学、北京大学、浙江工商大学、天津師範大学における日本学基金連携講座を開設。

 

 

4 その他

有形・無形の日本文化遺産を振興する関連事業。